Figure skating journal

できる限りの短い練習で、フィギュアスケート選手として頑張る娘・息子の様子をブログに綴っています。

羽化したのに飛ばない理由【アゲハチョウ】

最近また、『蛹 羽化 失敗』などの検索ワードが増えていますので、

チョウチョが一頭でも多く無事に飛び立って欲しいと思い、困っている方のヒントになれば…と、書いてみました ☺︎

 

ナミアゲハ・クロアゲハのお話です。

四月末(地域差があります)越冬蛹が長い蛹生活から覚めて、羽化する時期です。

 

 

 

 

『あれ?』なんで飛ばないんだろう😥

😅焦りますよね💦

 

飛べないのではなく、今は飛ばないだけの可能性もあります。

よく、注意して観察してください。

 

飛ばない理由は、

 

①羽化に失敗した。

羽が丸まっている、開かない等。

⚠️しかし、蛹から出てきて5分〜15分は丸まったり、羽の形はシワシワのままです。

通常、羽化して30分後には、羽は綺麗に広がります。

 

とにかく、蛹から出てきて直ぐが勝負です。

蛹から出てきたら一刻も早く羽を広げて、乾くまでじっとして待ちます。

上手く羽を広げられないまま時間が経ち、乾いてしまうと、そこから羽の形を直すことは不可能です😭

 

チョウチョがつかまりやすい所、羽を無事に広げやすいスペースが重要です。

見守ってあげてください。

 

 

②羽がまだ乾いていない。

羽化して一時間以上は休んで羽を乾かさないと、飛べません。

夕方遅くでなければ、私は二時間以上休ませてから放します。

 

⚠️通常の蛹は、晴れていれば羽化後2時間で羽が乾きますが、

越冬蛹は乾くのが遅いのか…?休む時間が必要なのか…2時間では短いようです。

越冬蛹は羽化後、3〜4時間休ませてから放つことにしています。

 

③雨が降っていませんか?

ある程度羽が濡れてしまうと、遠くまで飛べなくて、

結局近くの木陰で休むことになるので、

一日中強い雨予報の日は、なるべく保護しています。

 

チョウチョがバタバタ暴れた場合は、天気とにらめっこして、直ぐに放すかどうか考えます😅

 

大抵、天気が悪い時は自分から飛んでいかないですし、保護していても暴れません。

 

青虫が蛹に蛹化する時もそうですが、

ぐでママは、

洗濯ネットで羽化を待つ推奨派です😊

  

 

 

 

④風が強い時も、なかなか飛ばず躊躇うチョウチョがいます。

風が強くても、ゆっくり待ってあげていると飛んでいきます。

コツは成人が立って、胸以上の高さから飛ばしてあげてください。

子どもの背の高さから放すと、以外と地面に落ちてしまいます😅

 

そういう時は、焦らずそーっと優しく手のひらで保護して、

もう一度、高い位置から放せば上手く風に乗って飛んで行きます✨

 

ぐでママ親子は、これまで100頭以上のチョウチョの羽化・旅立ちを見守ってきましたが、

焦って離さず、飛べると信じてゆっくり待ってあげる事がとても大切だと感じています。

 

 

それでも、

①のように、全く飛べない場合は、

ぐでママは家の中で保護します😭


 

 

皆さまのチョウチョが無事、空を舞うことができますように🙏✨