Figure skating journal

できる限りの短い練習で、フィギュアスケート選手として頑張る娘・息子の様子をブログに綴っています。

どうして『マウンティング』自慢しちゃうのか

スケートリンクでの、子どもについてのお話です。

 

最近、息子がスケートリンクに来ても練習したがりません

本人も、選手になりたいわけじゃないので、練習しなくてもよいのですが、

あまりにも、滑りたがらないので、様子がおかしいなぁ…と、見ていました。

 

どうやらここ最近、日曜のリンクで話すようになった、ある上級生の選手のが原因だったようです。

 

「イーグルできる?」

「シットスピンやってみて!」

その上級生に、言われるがままに息子がやると、

「下手!」

「俺が一年の時にはもっと完璧にできていた!」

 

距離を取ろうと思っても、息子を見つけるとわざわざ寄ってきて、話しかけてくれるのです

σ^_^;

 

挙げ句の果てには、

最近やっと跳べたばかりのダブルサルコウを見ては、

 

遠くから野次を飛ばしていたらしく、

気持ちの優しい息子は、その選手の子に言い返すことも、

に言う事もできず、相当なストレスを溜め込んでいたようでした。

 

その選手の子がいない、よそのリンクへ行っても、

「選手がいるからいやだ。

選手がいるところで、ジャンプもスピンの練習もやりたくない!馬鹿にされるから。

絶対にやらないから!」

 

と言って、リンクの横で氷の穴を埋めていました。。。

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先日はついに、娘の練習が終わる1時間前にはスケート靴を脱いでしまいました

 

靴を運動靴に変えて、リンク周りをジョギングし始めた息子を見ながら、

私達夫婦と、知り合いの大人スケーターさんとで、そんな息子について話をしていると、

 

リンクの陰で、隠れてジャンプの練習を何度も練習している息子が目に付きました。

 

何だかんだ言っても、やっぱり悔しくて、ジャンプの練習をしていた様です。

 

息子は初級も持っていないくらいのレベルで、ジャンプの基礎も習っておらず、

陸でのジャンプ練習と言っても、我流にすぎません。

 

何度も派手に転んで

埃まるけになって戻ってきました(^^;

(☝️リンクの端っこは埃がたくさんある事があるので、お気をつけ下さい〜💧)

 

せっかくの練習着が、真っ白でした(^^;;

 

👇練習着については、コチラ☺︎ 

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そしてその翌日、いつもの男の子がいるリンクへ行きました。

 

今まで、どうして一流クラブの三回転もできちゃう選手の子が、

下級生で初級も持ってない私の息子に、そんなに執拗に自慢してくるのか、サッパリ分かりませんでした(・_・;

 

「そんな、スケート界の上のほう、雲の上にいるようなものなんだから、

なんでうちの息子にマウンティングする必要があるのかしら…。」

家族とも首をかしげていました

 

しかし、先日いつものリンクへ行って、ある事がきっかけで、

その子がどうして息子に何度も自慢しに来るのか、何となく分かりました。

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たまたまリンクサイドで、その選手の子がお母さんと、大声で話していたんですが、

(お母さんが強い口調で、男の子にもっと頑張るように励ましていまして。)

 

その子は、泣きながら必死にお母さんに主張していました。

「できないから、いま頑張ってやってるのに…。

いま、やってるじゃん!

できるなら、とっくにやってるよ‼️」

 

私も息子も含めた周りの人が皆、

その話が周りに筒抜けしてる

(聞こえちゃってる)

親子を気の毒に思いながらも、

見て見ぬ振りというか、素通りする様にしていきました。

 

私はその子の震えた声を聞いたら、涙が浮かんできて…居たたまれなくなり、その場をササ〜っと離れました。

(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

(ぐでママは、☝️ここで一気に、

今まで我が子にされてきた不可解行動に対する、

悶々と思ってた気持ちが吹っ飛んで、

逆に、

そんな器の小ちゃな自分が嫌になりました💧)

 

おそらく、お母さんは、

「もっとできるはずだから。もっと上手になってほしいから。」

だから、叱咤激励しているのだと思います。

 

でも、その子は

お母さんにもっと褒めてもらいたい

 

「選手だから、上手だから、色んなことができて当たり前…。」

そうやって、あまり周りの人に褒めて貰える機会が少なかったのかもしれません。

 

実際、その子がやってる練習はすごいことなんですが、

一流選手ともなると、

練習中におしゃべりしちゃいけないとか、ルールがあって、

うちの息子みたいに、呑気に一般のお客様と遊んだり、お話したりする機会があまりないのだと思います。

 

息子は、色んなお客様とよくお話する機会があります。

選手と比べて全然上手じゃなくても、

(お世辞でも)褒めてもらえる為、人様に自慢する必要がないのです

(>_<)

 

でも、その子はお母さんに褒めてもらいたい。

上手くいかない時でも

だれかに褒めてもらいたい。

 

だから、ニコニコ笑い顔の話し易そうな息子を見つけると、寄ってきて、色んな技を見せて、褒めて欲しかった。

 

そういうことだったんじゃないかな?

と、感じました。

 

 

夫と帰りの車でこの話していたら、

後ろで息子目をウルウルさせてから、顔を毛布に埋めていました。

 

今度会えたら

「凄いね!毎日、練習頑張ってるんだね!」と、息子は言うと思います。

 

その子が、

お母さんからもっと褒めて貰えたら、もっともっと、スケーティングも上達すると思います。

 

私達家族も、リンクの横からひっそりと、見守れたらなぁと、思います。

 

あんな思いまでして、母子で頑張ってるんだから、

きっとその努力はいつか報われると思います。

 

私達は、その子のスケーティングを、テレビで見られる日を楽しみにしています☺︎

 

🇯🇵頑張れー👍 

 

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