Figure skating journal

できる限りの短い練習で、フィギュアスケート選手として頑張る娘・息子の様子をブログに綴っています。

今日で一年経ちました『飛べないナミアゲハ』

以前、「モンシロチョウの幼虫」にまつわる、私の抱えたトラウマについてお話しました。

 

その中で、

昨年、娘が学校の授業で面倒を見ることになった、

『ナミアゲハの幼虫』について、少しお話しさせていただきました。

 

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☝️

昨年の五月から、娘は学校の授業で、

「ナミアゲハの幼虫」のお世話をしていました。

 

担任の先生から、

「学校が暑くて心配なので、週末は各班の代表が家に持って帰って、お世話してまた月曜に連れて来てください。

もしも、家で羽化して蝶々になったら、そこで放してあげて下さい。」

といわれていました。

 

娘の班の子は、皆

「無理〜´д` ;!」っていうので、

娘がその「幼虫」を一頭、我が家に連れて帰ってきました。

 

トラウマに苦しむぐでママにとって、

「蝶々の幼虫のお世話」は最初、ホントに苦行でしかなかったのですが、

 

毎週金曜に、娘が我が家に連れて来て、

週末お世話しているうちに、なんとなく愛着が湧いていきました。

 

青虫は、習性として体を震わせたりするのですが、

私達の呼びかけに応えてうなずくように見えたりと、だんだん可愛く思えてきていました。

 

そのナミアゲハの幼虫『◯ちゃん』が、最後に娘と下校した時には、もう立派な緑色の蛹になっていました。

 

しかしその学校から家に帰る途中、

お友達に、後ろから驚かされた拍子に、娘はクリアケースを落としてしまいました。

 

驚かしたお友達のことは、私は何とも思っていません。子どものする事ですし、娘もそこは当初から私と同じ事を言っていました。

 

ただ、その落とした直後に、

そこにいた子が皆、びっくりして黙っていた中で、その驚かした子のうちの一人が、

『もぉ〜‼️ 〇〇ちゃんのせいだからね‼️』

                    ☝️娘の名前

 

って言って、娘のせいにしました。

娘も息子もそれにはすごく傷ついたようで、

辛い記憶になってしまい、未だに消化できず、私達は苦しんでいます。

 

そしてその時、

勢い良く落ちた拍子に、クリアケースの蓋も開いてしまい、蛹の糸が切れて、

蛹がアスファルトに落ちてしまいました。

 

娘は泣いて急いで帰宅しました。

 

私は蛹のお世話も初めてでしたので、インターネットで必死に調べて、一番良いと思われる方法で対応しました。

「蛹ポケット」という方法です。

 

私はとても心配になって、一晩寝きれず、夜明けに起きて見てみると、

上手く羽化できずに、◯ちゃんは、羽がくしゃくしゃのまま羽を開く事もできず、

クリアケースの中で、倒れていました。

 

丁度、一年前の今日の朝の出来事です。

 

私は大泣きで、パニックになりました。

 

しかし、昨晩ネットで調べていたので、

諦めずに、羽を乾かせるように、割り箸を当ててつかまらせました。

 

こういう時、めちゃくちゃ手が震えてしまうのですが、羽を傷つけないように、何とかベストを尽くしました。

 

羽が乾くまで、泣きながら見守るしかできませんでした。

娘が後から起きてきて、一緒に泣いて、ただただ見つめていました。

 

どんな時も、リンクへ行くようにしてきましたが、さすがにその日は、スケートリンクへ行くことはできませんでした。

 

数時間経つと、◯ちゃんの羽は、一枚はしわくちゃで、三枚は無事、開くことができました。

 

◯ちゃんが、どうにか飛べたら、放してあげたかったのですが、

一日様子を見て、

「飛べない・外では生きていけない」という結論に至りました。

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ネットで調べると、ナミアゲハは

「通常は一週間くらいの短い命。

飛べない場合はその日のうちに死ぬ事もある。」

と、ありました。

しかし、◯ちゃんは、その日から、一ヶ月も生きてくれました。

 

 

この一ヶ月間は、私達家族にとって、とっても心を揺さぶられる時間でした。

飛べなくても、一生懸命に生きる◯ちゃんの姿。

尊い命と向き合う時間となりました。

 

この一ヶ月間の◯ちゃんと過ごした時間が、

娘のスケートを諦めない心と、

私がブログを始める勇気をくれました。

 

そんな時間を過ごさせてくれた◯ちゃんに、本当に感謝しています。

 

その時の記憶を思い出すと、今でも胸がぎゅーっとして、なかなか、上手く言葉になりません。

 

その一ヶ月間について、またお話できたらと、思っています。

 

お話を聞いてくださって、ありがとうございました。

 

 

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